内田五郎氏の著作『鰊場物語』(北海道新聞社)を読むと、鰊漁の盛時について何も知らない私たちにとっては、興味深い上に意外なことがたくさん紹介されています。「群来」を「ぐんらい」と「くき」とに区別して読んだというようなことや占いや迷信を信じて節分の夜、漁家の主人が豆占いを行う習慣があったようです。